独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は7月30日、Microsoft Windows 10におけるシステムフォルダーのACL設定不備による権限昇格の脆弱性について発表した。影響を受けるシステムは以下の通り。
脆弱性と脅威
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独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は7月30日、Microsoft Windows 10におけるシステムフォルダーのACL設定不備による権限昇格の脆弱性について発表した。影響を受けるシステムは以下の通り。
Windows 10
Microsoft Windows 10の複数のバージョンには、「%windir%\system32\config」フォルダへの読出し・実行(RX)権限が非管理者アカウントのBUILTIN\Usersグループに付与されており、そのため非特権ユーザによって、Security Accounts Manager (SAM)データベースを含む複数のシステムファイルが読み出されることで、結果として不十分なACLを設定していることに起因する権限昇格の脆弱性が存在する。また、バックアップ実行などの理由で生成されたVSSシャドーコピーにも同様の脆弱性が存在する。