グーグル合同会社は7月27日、オープンソースソフトウェアのセキュリティリスクを測定する「Scorecards V2」のリリースを同社のDevelopers blogで発表した。 オープンソースプロジェクトの「リスクスコア」を生成する自動セキュリティツール「Scorecards」では、プロジェクトのサプライチェーン管理時に、変化を続けるパッケージを継続的に評価する際の煩雑さや手作業を軽減、ユーザーは依存関係がもたらすリスクを自動的に評価し、そのデータを用いて情報に基づいたリスクを受け入れるかどうかの判断や代替のソリューションについて評価を行ったり、メンテナンス担当者と協力し改善ができる。 「Scorecards V2」では、新しいセキュリティチェックを追加し評価対象のプロジェクト数を拡大、そのデータを簡単に分析できるようになっている。 Scorecards のカバレッジは昨秋から拡大、Googleが2021年に提唱したKnow、Prevent、Fix フレームワークに従って優先順位付けを行い、「悪意のある貢献者」「脆弱なコード」「ビルドシステムの侵害」「悪質な依存関係」等の新しいチェックを追加している。