木工用工具専門店「KQLFT TOOLS」利用者のカード情報流出、不正アクセスの痕跡も改ざん | ScanNetSecurity
2024.07.27(土)

木工用工具専門店「KQLFT TOOLS」利用者のカード情報流出、不正アクセスの痕跡も改ざん

株式会社SONS-MARKETは7月26日、同社が運営する木工用工具専門店「KQLFT TOOLS」に第三者からの不正アクセスがあり、顧客のクレジットカード情報が漏えいした可能性が判明したと発表した。

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 株式会社SONS-MARKETは7月26日、同社が運営する木工用工具専門店「KQLFT TOOLS」に第三者からの不正アクセスがあり、顧客のクレジットカード情報が漏えいした可能性が判明したと発表した。

 これは2020年11月6日に、一部のクレジットカード会社から「KQLFT TOOLS」を利用した顧客のカード情報の漏えい懸念について同社に連絡があり、同日中にカード決済を停止し、第三者調査機関による調査を行ったところ、当該サイトのシステムの一部の脆弱性を突いたことによる第三者の不正アクセスにより、クレジットカード決済機能の改ざんが行われたことが原因で、顧客のカード情報が流出し、一部顧客のカード情報が不正利用された可能性を、2021年2月19日に完了した調査結果で確認したというもの。なお第三者調査期間によると、原因については不正アクセスを行った第三者によって痕跡が改ざんされているため推定となる。

 流出したのは、2019年11月29日から2020年11月10日の期間中に「KQLFT TOOLS」にてクレジットカード決済を利用した顧客584名分のカード情報(名義、番号、有効期限、セキュリティコード)。

 同社では対象の顧客に別途、メールにて個別に連絡を行う。

 同社では既に、カード会社と連携し流出した可能性のあるカードによる取引のモニタリングを継続して実施し不正利用の防止に努めているが、顧客に対してもカードの利用明細に身に覚えのない請求項目がないか確認するよう注意を呼びかけている。

 同社では5月25日に所轄警察署に被害申告を、6月9日に監督官庁である個人情報保護委員会に報告を行っている。

 同社では今後、調査結果を踏まえてシステムのセキュリティ対策と監視体制の強化を行い再発防止に努めるとのこと。
《ScanNetSecurity》

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