富士通の情報共有ツールへの不正アクセス、国立印刷局の情報が含まれることも判明 | ScanNetSecurity
2024.07.27(土)

富士通の情報共有ツールへの不正アクセス、国立印刷局の情報が含まれることも判明

独立行政法人国立印刷局は6月28日、同局の資料を含む情報の外部流出について発表した。

インシデント・事故
トップページ
  • トップページ
  • リリース(他機関の委託先である富士通株式会社が管理・運営するプロジェクト情報共有ツールへの不正アクセスによる情報の流出について)
 独立行政法人国立印刷局は6月28日、同局の資料を含む情報の外部流出について発表した。

 これは同局が情報システム関係業務について情報共有する他機関が、情報システム関係業務を委託する富士通株式会社が管理・運営するプロジェクト情報共有ツールに対し第三者から不正アクセスがあり、同局が提供した資料を含む情報が外部流出したことが判明したというもの。

 同局によると、外部流出した疑いがある情報の中に、銀行券の製造・偽造防止にかかる情報が含まれないことを確認済みで、現時点では不正アクセスによって流出した情報を悪用した被害も確認されていない。

 富士通が管理・運営するプロジェクト情報共有ツールへの不正アクセスについては現在、総務省、外務省、内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)、国土交通省で被害が確認されている。

 同局では今後も、不正アクセス等への警戒を強化するとともに、関係機関と協力し調査を進め事実関係の把握に努めるとのこと。
《ScanNetSecurity》

編集部おすすめの記事

特集

インシデント・事故 アクセスランキング

  1. ベルシステム24 のベトナム子会社に不正アクセス、コールセンター受託業務での顧客情報漏えいの可能性

    ベルシステム24 のベトナム子会社に不正アクセス、コールセンター受託業務での顧客情報漏えいの可能性

  2. 富士通の複数の業務パソコンに高度な手法で攻撃を行うマルウェア、複製指示のコマンドを実行し拡大

    富士通の複数の業務パソコンに高度な手法で攻撃を行うマルウェア、複製指示のコマンドを実行し拡大

  3. 東京海上日動火災保険 提携先の税理士法人にランサムウェア攻撃

    東京海上日動火災保険 提携先の税理士法人にランサムウェア攻撃

  4. イセトーへのランサムウェア攻撃で伊予銀行の顧客情報が漏えい

  5. 東京ガスエンジニアリングソリューションズのネットワークに不正アクセス、約 416 万人分の個人情報が流出した可能性

  6. NTTPCのクラウド「WebARENA CLOUD9」5月8日から障害継続中(NTTPC)

  7. 厚生労働省 滋賀労働局の委託先でサポート詐欺被害、メールファイルが消去

  8. マイクロソフト、CrowdStrikeに起因する障害への支援について発表

  9. 急激な CPU 負荷増大で発覚 ~ 岩水開発のサーバがクリプトマイニング型のマルウェア XMRig に感染

  10. 損保ジャパンからの出向者が関与か ~ トータル保険サービス顧客の契約情報漏えい

アクセスランキングをもっと見る

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×