Bluetooth BR/EDR(Basic Rate/Enhanced Data Rate)と Bluetooth Low Energy(BLE)はそれぞれ Bluetooth を構成するコア仕様の一部で、低出力の近距離通信に使用されており、Bluetooth で2つの機器が通信を行うためには Secure Simple Pairing(SSP)または(Low Energy)Secure Connection(SC / LESC)方式を用いてペアリングを行い接続を確立する必要がある。ペアリング処理には、機器の機能情報の交換や公開鍵の交換の他、認証を行う際のアソシエーションモデル(Association Model)のネゴシエーションも含まれる。
JVNによると、Bluetooth BR/EDR(Basic Rate/Enhanced Data Rate)仕様および Bluetooth Low Energy(BLE)仕様には「パスキーエントリープロトコルを利用したなりすまし」「ピンコードペアリングを利用したなりすまし」「LE レガシーペアリングを利用したなりすまし」の脆弱性が報告されている。