ふとん販売ECサイトに不正アクセス、カードの有効性チェックも | ScanNetSecurity
2024.03.29(金)

ふとん販売ECサイトに不正アクセス、カードの有効性チェックも

株式会社つゆきは3月23日、同社が運営する「ふとんのつゆきオンラインショップ」に第三者からの不正アクセスがあり、顧客のクレジットカード情報流出の可能性が判明したと発表した。

インシデント・事故 インシデント・情報漏えい
株式会社つゆきは3月23日、同社が運営する「ふとんのつゆきオンラインショップ」に第三者からの不正アクセスがあり、顧客のクレジットカード情報流出の可能性が判明したと発表した。

これは2020年12月7日に、一部のクレジットカード会社から「ふとんのつゆきオンラインショップ」を利用した顧客のカード情報流出懸念について同社に連絡があり、同日中にカード決済を停止し、第三者調査機関による調査を行ったところ、同サイトのシステムの一部の脆弱性を突いたことによる第三者の不正アクセスが原因で顧客のカード情報が流出し、一部のカード情報が不正利用された可能性を1月27日に完了した調査で確認したというもの。

流出した可能性があるのは、2019年12月3日から2020年12月7日の期間に「ふとんのつゆきオンラインショップ」においてクレジットカード決済を行った一部の顧客、最大19,197件のカード情報(名義、番号、有効期限、セキュリティコード)。ただし、最大19,197件のカード情報の殆どは、機械的に作成したカード情報の有効性確認を行っていたものと考えられ、当該期間内で決済が成立している注文数は1,784件。

同社では決済が成立している1,784件に該当する顧客に対し、別途、郵送にて連絡を行う。

同社では既に、カード会社と連携し流出した可能性のあるカードによる取引のモニタリングを継続して実施し不正利用の防止に努めているが、顧客に対してもカードの利用明細に身に覚えのない請求項目がないか確認するよう注意を呼びかけている。

同社では1月16日に所轄警察である兵庫県警生田警察署に被害申告を、1月28日に監督官庁である個人情報保護委員会に報告を行っている。

同社では今後、調査結果を踏まえてシステムのセキュリティ対策と監視体制の強化を行い再発防止に努めるとのこと。
《ScanNetSecurity》

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