2020年度のデジタル・フォレンジック普及状況WEBアンケート調査結果を報告 | ScanNetSecurity
2024.07.27(土)

2020年度のデジタル・フォレンジック普及状況WEBアンケート調査結果を報告

NPO法人デジタル・フォレンジック研究会は3月15日、2020年12月8日に開催した「第17回デジタル・フォレンジック・コミュニティ2020 in TOKYO 2日目」で実施した「2020年度デジタル・フォレンジック普及状況WEBアンケート調査」報告書を公開した。

調査・レポート・白書・ガイドライン
NPO法人デジタル・フォレンジック研究会は3月15日、2020年12月8日に開催した「第17回デジタル・フォレンジック・コミュニティ2020 in TOKYO 2日目」で実施した「2020年度デジタル・フォレンジック普及状況WEBアンケート調査」報告書を公開した。

2020年度の調査では、前年度と同様にセミナープログラムに「30分間のWebアンケート」を設けて実施、参加者が48名、事前のアンケート回答者が14名、合計で62名分の回答があった。本アンケートに参加したのは民間企業24件、行政機関22件、大学・研究機関が3件、その他3件で、職種は調査・捜査が最多の18件、次いでセキュリティ対策(CSIRT等)が9件となっている。

2020年度の調査結果によると、デジタル・フォレンジックの活用経験について「ある」と回答したのが31件で最多、次いで「活用を検討しているが実績はない」が10件で、現在関係しているデジタル・フォレンジックの分野については、情報漏えい捜査が23件で最多、次いでトレーニング・人材育成が18件となった。

また、デジタル・フォレンジックの対象として思い浮かぶものとしては、PC・サーバ等が52件で最多に、HDD等の記録デバイスが46件、携帯電話・スマートフォンが44件と続いた。

デジタル・フォレンジックの有益な活用目的については、不正アクセス時の調査35件、情報漏えい時の調査(内部不正)が34件、マルウェア感染時の調査が33件と拮抗、使用したことあるツールについては、「FTK Imager Lite,FTK Imager」23件、「Autopsy」22件、「Kali Linux」21件、「FTK[Forensic Took Kit](AccessData)」が19件であった。
《ScanNetSecurity》

編集部おすすめの記事

特集

調査・レポート・白書・ガイドライン アクセスランキング

  1. 1,952 社から 9,208 件の報告 ~ 2023年度 Pマーク付与事業者の個人情報取扱いにおける事故

    1,952 社から 9,208 件の報告 ~ 2023年度 Pマーク付与事業者の個人情報取扱いにおける事故

  2. ランサムウェアの種別特定やセカンドオピニオンも ~ セキュリティ企業も頼りにできる JPCERT/CC

    ランサムウェアの種別特定やセカンドオピニオンも ~ セキュリティ企業も頼りにできる JPCERT/CC

  3. 世界中の警察官が考える現在/未来の脅威「インターポール世界犯罪動向2022」公表

    世界中の警察官が考える現在/未来の脅威「インターポール世界犯罪動向2022」公表

  4. 「シャドーアクセスとは?」CSAJ が定義と課題をまとめた日本語翻訳資料公開

  5. フィッシングサイトのドメイン「top」が最多、デジタルアーツ調査

  6. 2023 年度の情報セキュリティ市場は 1 兆 4,628 億円 9.8 %成長 ~ JNSA調査

  7. 取締役や幹部への罰金 禁固 罷免 解雇 ~ サイバー攻撃後の被処罰最多は APJ 地域

  8. 「無料求人広告」無料期間終了後 高額請求、法人間のトラブル事例

  9. Proofpoint Blog 36回「身代金を払わない結果 日本のランサムウェア感染率減少? 感染率と身代金支払率 15 ヶ国調査 2024」

アクセスランキングをもっと見る

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×