独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は2月16日、FileZen における OS コマンドインジェクションの脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。影響を受けるシステムは以下の通り。FileZen V3.0.0 から V4.2.7 までのバージョンFileZen V5.0.0 から V5.0.2 までのバージョンJVNによると、株式会社ソリトンシステムズが提供するファイル受け渡し専用アプライアンス FileZen には、OS コマンドインジェクションの脆弱性が存在し、管理者アカウントを取得した遠隔の第三者によって任意の OS コマンドを実行される可能性がある。株式会社ソリトンシステムズでは、脆弱性に対応したファームウェアを2021年3月に提供予定で、回避策の適用を早急に行うことを推奨している。対策は「システム管理者アカウントの認証情報が窃取されているかもしれない」を前提に、「新たなシステム管理者の作成と「admin」無効化」「「admin」以外の既存システム管理者アカウントの削除」「システム管理者アカウントに対し、インターネットからのログインができないよう設定する」を実施するよう注意を呼びかけている。
Microsoft Windows の cldflt.sys における検証不備により管理者権限を用いた任意のファイルの作成が可能となる脆弱性(Scan Tech Report)2021.1.26 Tue 8:10