独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は1月14日、ウイルスバスタービジネスセキュリティシリーズとApex One 、ウイルスバスター コーポレートエディションの複数の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。影響を受けるシステムは以下の通り。ウイルスバスタービジネスセキュリティ 9.5 および 10.0 SP1ウイルスバスタービジネスセキュリティサービス 6.7Apex One 2019 CP8422 (Build 8400) より前のバージョンApex One SaaSウイルスバスター コーポレートエディション XG SP1 CP 5702より前のバージョンJVNによると、ウイルスバスタービジネスセキュリティシリーズには認証バイパス(CWE-287)、境界外読み取り(CWE-125)、パストラバーサル(CWE-22)の脆弱性が存在し、想定される影響は各脆弱性により異なるが、ローカルの第三者によってエージェントのアンロードオプションのプロセスを操作されることで権限昇格されたりコード実行されたりする、エージェントがインストールされた環境で管理者権限を持たない第三者によって機微な情報が窃取される、遠隔の第三者が認証を回避し管理サーバ上の任意のファイルを変更や削除される可能性がある。また、Apex One およびウイルスバスター コーポレートエディションには認証バイパス(CWE-287)、境界外読み取り(CWE-125)、二重解放(CWE-415)、境界外読み取り(CWE-125)、権限昇格(CWE-268)、不適切な権限設定(CWE-266)の脆弱性が存在する。想定される影響は各脆弱性により異なるが、ローカルの第三者によってエージェントのアンロードオプションのプロセスを操作されることで権限昇格されたりコード実行されたりする、エージェントがインストールされた環境で管理者権限を持たない第三者によって機微な情報が窃取される、第三者によって管理サーバ上で任意コードを実行される、管理者権限を持たない第三者によって管理サーバ内の機微な情報を窃取される、エージェントの再インストール時に権限のないユーザに悪意のあるコードを実行される、遠隔の第三者によって認証不要でエージェントの総数の情報を窃取される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとにパッチを適用するか、アップグレードするよう呼びかけている。
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