さくらインターネット株式会社は12月8日、問い合わせフォームを悪用する攻撃増加に関する注意喚起を発表した。問い合わせフォームが悪用されフィッシング詐欺のメールや偽ブランド品の広告メール等が大量送信されているという。同社によると、Webサイトの問い合わせフォームに、問い合わせ送信後の自動返信を行っているフォームを設置したサイトを攻撃対象で、特にWordPress利用の場合は、フォームプラグインのContact Form 7が対象となるケースが多く見られるが、それ以外のフォームプラグインやプログラムでも被害が確認されている。手口としては、問い合わせした人のメールアドレス欄にスパムメールを送りたいメールアドレスが入力され、問い合わせ内容にフィッシングサイトや広告のリンクを入力、送信ボタンをクリックすることで、スパムメールを送りたい相手に自動返信メールが送信される。同社では対策として、自動返信機能をOFFにするか、Googleの不正投稿対策サービスである「reCAPTCHA」の利用を推奨している。また、同社のサービスにてWordPressを利用する場合は、プラグイン、本体は常に最新版を利用することを引き続き依頼するとともに、フォーム機能の悪用については最新版へアップデートしても解決しないため設定の確認と対策をするよう注意を呼びかけている。
カナダ版「 セキュリティ10大脅威」 / ワーム化可能 iOS 脆弱性 / 認証情報42億件 配布中 ほか [Scan PREMIUM Monthly Executive Summary]2020.12.8 Tue 8:10