「ふくいナビ」クラウドの全データ消失、NECキャピタルソリューション社内手続ミスが原因 | ScanNetSecurity
2020.11.30(月)

「ふくいナビ」クラウドの全データ消失、NECキャピタルソリューション社内手続ミスが原因

公益財団法人ふくい産業支援センターは11月5日、同センターが管理運営する福井県産業情報ネットワーク「ふくいナビ」で11月1日から障害発生し使用不可となっていると発表した。

インシデント・事故 インシデント・情報漏えい
公益財団法人ふくい産業支援センターは11月5日、同センターが管理運営する福井県産業情報ネットワーク「ふくいナビ」で11月1日から障害発生し使用不可となっていると発表した。

これは11月2日に、同センター職員から「ふくいナビ」にアクセスできないと指摘があり、サーバ管理会社であるNECキャピタルソリューション株式会社 福井営業所が確認したところ、クラウドサーバ上のデータの完全消失が判明したというもの。

同センターでは、NECキャピタルソリューション社と2020年10月31日までクラウドサーバの賃貸借契約を結んでおり、10月13日にその契約を更新したが、NECキャピタルソリューション社の社内手続きの瑕疵で更新手続きが行われておらず、貸与期間が終了したとしてデータが削除された。

同センターによると、「ふくいナビ」システムの全プログラムが完全に消失しており、システムの再構築は可能だが相当の期間が必要という。また、同センターと利用者が登録したデータについては、バックアップを含む全データが完全に消失し復旧不可能な状態となっている。消失したデータには、県内商工支援機関等のイベント情報などウェブ上に掲載された情報のほか、メールマガジンやメーリングリストの利用者が各自で登録したメールマガジン等の送信先アドレスや過去の配信内容も含まれる。

ScanNetSecurityの取材に対し同センターの担当者は「NECキャピタルソリューション社はNECのクラウドサーバを利用しており、NECキャピタルソリューション社とNECの間で更新手続きが行われていなかった。バックアップデータもクラウドサーバ上に保存していたため、全データ消失という結果になった」と回答した。

同センターでは、利用者の連絡先等のデータも消失しているため全利用者に連絡が行き届かないことが想定されるため、Webサイトに状況を掲載し周知に努めるとともに、利用者は同センターに問い合わせるよう呼びかけている。
《高杉 世界( Sekai Takasugi )》

関連記事

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

★★10/15~11/30迄 創刊22周年記念価格提供中★★
★★10/15~11/30迄 創刊22周年記念価格提供中★★

2020年10月15日(木)~11月30日(月) の間 ScanNetSecurity 創刊22周年記念価格で提供。

×