10月のフィッシング詐欺、悪用ブランドは Amazon、三井住友カード、楽天、MyJCB、総務省で 9 割占める | ScanNetSecurity
2024.04.27(土)

10月のフィッシング詐欺、悪用ブランドは Amazon、三井住友カード、楽天、MyJCB、総務省で 9 割占める

フィッシング対策協議会は11月4日、2020年10月の「フィッシング報告状況」を発表した。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
フィッシング対策協議会は11月4日、2020年10月の「フィッシング報告状況」を発表した。これによると、10月に同協議会へ寄せられたフィッシング報告件数(海外含む)は28,727件で、前月の28,575件から152件の増加となった。同月のフィッシングサイトのURL件数(重複無し)は、前月より1,132件減少の5,554件となっている。

フィッシングに悪用されたブランド件数(海外含む)は、前月より8件増加し57件。Amazon、三井住友カード、楽天、MyJCB、総務省(特別定額給付金)を騙るフィッシングメールが繰り返し大量に配信されており、これら上位の5ブランドだけで報告数全体の約90.9%を占めた。また、これら大量配信メールの4割近くが、差出人メールアドレスに正規サービスのドメインをかたる「なりすまし」メールであった。

その他では、Apple、クレジットカードブランドをかたるフィッシングの報告が多く、ショートメッセージ(SMS)から誘導されるフィッシングも少数ながら報告が増えており、発信元情報をなりすましたSMSは正規のメッセージと誤認する可能性が高く注意が必要としている。

ここ数か月で急増した「なりすまし」メールについて、DMARC(送信ドメイン認証技術)導入で正規の送信元か否かを受信側での検証が可能であり、サービス事業者や組織における対策として、さらなる普及が望まれるとしている
《ScanNetSecurity》

関連記事

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×