独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は10月27日、Macrium Software製Macrium Reflectの権限昇格の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。影響を受けるシステムは以下の通り。Macrium Reflect v7.3.5281 より前のバージョンJVNによると、Macrium ReflectはOpenSSLコンポーネントを配置するためのフォルダを環境変数OPENSSLDIRで「C:\openssl\」と指定しているが、このフォルダは一般ユーザ権限で書き込み可能で、当該製品ではSYSTEM権限でプログラムが起動されるため、細工されたopenssl.cnfを配置されることによりSYSTEM権限で任意のコードを実行してしまう可能性がある。JVNでは開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。