大阪市福祉局、裏紙再利用で個人情報漏えい | ScanNetSecurity
2024.04.20(土)

大阪市福祉局、裏紙再利用で個人情報漏えい

大阪市は10月23日、大阪市福祉局にて郵便物を発送する際に使用する「大阪市役所郵便物発送請求券料金後納郵便物差出票の裏面に個人情報が印刷されていたことが判明したと発表した。

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大阪市は10月23日、大阪市福祉局にて郵便物を発送する際に使用する「大阪市役所郵便物発送請求券料金後納郵便物差出票の裏面に個人情報が印刷されていたことが判明したと発表した。

同市では市役所から郵便物を発送する際、差出通数や料金等を記載した差出票を添えて大阪市役所内郵便局へ持ち込み、差出票の半券(同市控え)は受付の控えとして、発送日翌日に郵便局から返却され、残る半券は郵便局で保管されているが、郵便局から10月21日に、前日20日に保護課で作成した差出票の裏面に個人情報が印刷されていたと連絡があり、個人情報の漏えいが判明した。なお、同様の事案がないか令和元年度と令和2年度の差出票(本市控え)をチェックしたところ、2020年5月8日から10月19日までの間に合計17件確認できた。

漏えいしたのは18件15名分の個人情報で、氏名、性別、生年月日、住所、公費負担者番号、医療機関情報、薬剤情報、介護保険被保険者番号、ケース番号、受給者番号、調定金額が記載されていた。

同市によると、個人情報を含む書類の再利用と、郵便物の発送を福祉局総務課で取りまとめて郵便局へ持ち込むため、差出票が当局内での文書で郵便局まで送致されないという担当者の誤認があったことが原因。

同市では、10月20日の郵便物発送時に使用した差出票については、10月21日に郵便局と調整を行い、差出票の半券(郵便局控え)を回収、残りの差出票の半券(郵便局控え)は10月23日に回収した。

同市では、個人情報が漏えいした対象者に順次連絡を行い説明と謝罪を行っている。

同市では今後、個人情報を含む書類について適切に処分するよう管理を徹底するとともに、庁外文書の作成にあたっては再利用用紙を使用しないよう徹底し再発防止に努めるとのこと。
《ScanNetSecurity》

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