独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は10月6日、トレンドマイクロ株式会社製ウイルスバスター for Macの権限昇格の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。影響を受けるシステムは以下の通り。ウイルスバスター for Mac バージョン 9.0ウイルスバスター for Mac バージョン 10.0JVNによると、トレンドマイクロ株式会社が提供するウイルスバスター for Macにはシンボリックリンクを悪用した権限昇格の脆弱性(CWE-61)が存在、想定される影響としては、当該製品にアクセス可能な第三者により不正なシンボリックリンクを作成され、任意のファイルやフォルダを削除される可能性がある。JVNでは開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートするよう呼びかけている。なお、ウイルスバスター for Mac バージョン 9.0系へのアップデートは提供されておらず、開発者は最新バージョン(11.0)へのアップグレードを推奨している。