独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)は8月11日、サイバーソリューションズ株式会社が提供するCyberMail における複数の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。中華資安国際 郭榮智 氏、謝佳龍 氏が報告を行った。影響を受けるシステムは次の通り。CyberMail Ver.6 系CyberMail Ver.7 系これらの製品には、クロスサイトスクリプティング(CVE-2020-5540)、オープンリダイレクト(CVE-2020-5541)の脆弱性が存在する。これらの製品に想定される影響は各脆弱性により異なるが、当該製品を使用しているユーザーのウェブブラウザ上で、任意のスクリプトを実行される(CVE-2020-5540)、細工されたURLにアクセスすることで、任意のウェブサイトにリダイレクトされ、結果としてフィッシングなどの被害にあう(CVE-2020-5541)可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとにパッチを適用するか、ワークアラウンドを実施するよう呼びかけている。
ホームルーター調査、127製品ほぼ全てに脆弱性/英・加、APT29 による攻撃報告 ほか [Scan PREMIUM Monthly Executive Summary]2020.8.5 Wed 8:15