一般社団法人日本スマートフォンセキュリティ協会(JSSEC)は7月22日、企業・組織で取り組むテレワークの実態とセキュリティ対策についての調査結果をまとめた「テレワーク状況とセキュリティに関するアンケート調査レポート」を公開した。同調査レポートは新型コロナウイルス感染症拡大防止において、テレワーク(在宅勤務)の実施有無、テレワーク実施のきっかけ、利用端末、テレワーク時のネットワーク接続環境や認証の方法など、テレワーク中に利用しているシステム、機密情報の扱い方や機密情報の保管場所、情報セキュリティなどに関する状況について、2020年5月に実施したアンケート調査の結果をまとめたもの。同調査レポートによると、テレワークでの利用端末について個人所有の「パソコン」「スマートフォン」を利用するケースが多く、「新型コロナウイルス感染拡大を機に」テレワークを実施した回答者が約53%と半数を超え、急遽テレワークを実施した企業・組織が多いと推測している。また、テレワーク時のセキュリティ対策として認証方法は「ID/パスワード」が大半で、「ワンタイムパスワード」「デバイス認証」は3割前後、「VPN」は約5割、「シングルサインオン」は約3割の利用があった。