一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は7月20日、「マルウエア Emotet の感染に繋がるメールの配布活動の再開について」とする注意喚起を発表した。これは、2020年7月17日頃より、マルウエア「Emotet」の感染につながるメールが配布されているとの情報が確認されているというもの。Emotetは、情報窃取を行うだけでなく、感染端末から窃取した情報を用いてスパムメールを送信し、さらに感染拡大を試みる機能などを有するマルウエア。Emotetは2019年10月から日本国内で感染事例が相次ぎ、JPCERT/CCでも注意喚起を行っていたが、2020年2月以降はEmotetの感染につながるメールの配布は確認されていなかったという。今回、観測されているメールも、以前と同様に添付ファイルまたは本文にリンクを含むメールであり、添付ファイルや本文中のリンクからダウンロードされるファイルを実行すると、マクロを有効化するよう表示され、有効化するとEmotetの感染につながることが確認されている。今後、あらためてEmotetの感染につながるメール受信や感染被害が増加する怖れがあるため、JPCERT/CCでは警戒を呼びかけている。
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