2018年度の情報セキュリティ市場は1兆927億円、19年予測は1兆1,475億円(JNSA) | ScanNetSecurity
2024.04.26(金)

2018年度の情報セキュリティ市場は1兆927億円、19年予測は1兆1,475億円(JNSA)

JNSAは、セキュリティ市場調査ワーキンググループによる「2019年度 国内情報セキュリティ市場調査」を発表した。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
NPO日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA)は6月15日、セキュリティ市場調査ワーキンググループによる「2019年度 国内情報セキュリティ市場調査」を発表した。昨今の市場環境の変化、参入企業の増加や業態・商材の多様化を受け、従来方式との整合性を保ちつつ、新しい調査・分析・集計の方法を検討。その結果、2019年度は新しい分類方法と、従来の分対方法を用いた集計を公開している。

同調査では、セキュリティ市場をツールとサービスに分けている。新分類による2018年度の情報セキュリティ市場は、ツール市場が6,416億円、サービス市場が4,511億円で、合計1兆927億円となった。2019年度の予測値は、ツール市場が6,729億円、サービス市場が4,745億円で、合計1兆1,475億円とみている。さらに2020年度の予測値は、ツール市場が6,639億円、サービス市場が4,718億円で、合計1兆1,357億円になると予測している。

2018年の情報セキュリティツール市場では、コンテンツセキュリティ対策製品が1,709億円で26.6%を占め、エンドポイント保護管理製品が1,697億円で26.5%、ネットワーク防御・検知/境界線防御製品が1,683億円で26.2%と、ほぼ同じ割合となった。アイデンティティ・アクセス管理製品は1,327億円で20.7%となっている。ツール全体では前年から13.1%の増加、もっとも伸び率が高かったのはネットワーク防御・検知/境界線防御製品で15.7%増加した。

2018年の情報セキュリティサービス市場では、マネージド・運用サービスが1,986億円で44.0%を占め、コンサルティング/診断サービスが1,657億円で36.7%、周辺サービスが868億円で19.2%となった。サービス全体では前年から11.7%の増加、もっとも伸び率が高かったのはコンサルティング/診断サービスで16.6%増加した。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×