独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は5月25日、サイボウズ株式会社が提供する「Cybozu Desktop Windows版」に任意のコードが実行可能な脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3によるBase Scoreは8.3。三井物産セキュアディレクションの米山俊嗣氏が製品開発者に報告し、開発者との調整を経て公表に至った。影響を受けるシステムは次の通り。Cybozu Desktop Windows版 2.0.23 から 2.2.40 までこのバージョンには、バージョン更新時のデータ処理が適切に行われない問題に起因して、任意のコードが実行可能になる脆弱性(CVE-2020-5537)が存在する。この脆弱性が悪用されると、中間者攻撃 (man-in-the-middle attack) や Subdomain takeover 等により、任意のコードを実行される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートするよう呼びかけている。
Microsoft Windows の ws2ifsl.sys における Use-After-Free により権限昇格が可能となる脆弱性(Scan Tech Report)2020.5.13 Wed 8:15