◆概要
2020 年 2 月に、Google Chrome の遠隔からの任意のコード実行につながる脆弱性が公開されています。脆弱な Google Chrome で攻撃者が作成した悪意のある Web コンテンツにアクセスしてしまった場合、攻撃者に侵入されてしまう可能性があります。アップデートにより対策してください。
◆分析者コメント
公開されているエクスプロイトコードには、Google Chrome のサンドボックス機能を回避するための手法が実装されていないため、脆弱性の悪用にはデフォルトでは有効化されているサンドボックス機能が無効化されている必要があります。また、Google Chrome はデフォルトの設定で自動更新されるため、現時点で公開されているエクスプロイトコードを悪用できる可能性は低いと考えられます。しかし、ブラウザの脆弱性は標的型攻撃をする攻撃者にとっては有用であるため、サンドボックス機能の回避手法を実装したエクスプロイトコードが攻撃者の間で開発されている可能性は十分に考えられます。自動更新機能を無効化している場合は、Google Chrome を最新版にアップデートして対策してください。
◆深刻度(CVSS)
[CVSS v3.1]
6.5
https://nvd.nist.gov/vuln-metrics/cvss/v3-calculator?name=CVE-2020-6418&vector=AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:N/I:N/A:H&version=3.1&source=NIST
◆影響を受けるソフトウェア
Google Chrome のバージョン 80.0.3987.122 未満が当該脆弱性の影響を受けると報告されていますが、どの程度古いバージョンまで影響を受けるかについての情報は公開されていません。
◆解説
Google Chrome に遠隔からの任意のコード実行につながるメモリリークの脆弱性が報告されています。
2020 年 2 月に、Google Chrome の遠隔からの任意のコード実行につながる脆弱性が公開されています。脆弱な Google Chrome で攻撃者が作成した悪意のある Web コンテンツにアクセスしてしまった場合、攻撃者に侵入されてしまう可能性があります。アップデートにより対策してください。
◆分析者コメント
公開されているエクスプロイトコードには、Google Chrome のサンドボックス機能を回避するための手法が実装されていないため、脆弱性の悪用にはデフォルトでは有効化されているサンドボックス機能が無効化されている必要があります。また、Google Chrome はデフォルトの設定で自動更新されるため、現時点で公開されているエクスプロイトコードを悪用できる可能性は低いと考えられます。しかし、ブラウザの脆弱性は標的型攻撃をする攻撃者にとっては有用であるため、サンドボックス機能の回避手法を実装したエクスプロイトコードが攻撃者の間で開発されている可能性は十分に考えられます。自動更新機能を無効化している場合は、Google Chrome を最新版にアップデートして対策してください。
◆深刻度(CVSS)
[CVSS v3.1]
6.5
https://nvd.nist.gov/vuln-metrics/cvss/v3-calculator?name=CVE-2020-6418&vector=AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:N/I:N/A:H&version=3.1&source=NIST
◆影響を受けるソフトウェア
Google Chrome のバージョン 80.0.3987.122 未満が当該脆弱性の影響を受けると報告されていますが、どの程度古いバージョンまで影響を受けるかについての情報は公開されていません。
◆解説
Google Chrome に遠隔からの任意のコード実行につながるメモリリークの脆弱性が報告されています。