株式会社アズジェントは4月22日、同社の販売する Karamba Security 社の XGuard がバージョンアップし、新たにハイパーバイザー、Docker などのコンテナアプリケーションに対応したと発表した。これによって、ドメインコントローラーを含んだハイパーバイザーインフラストラクチャ全体の保護が可能になるという。オートモーティブ、5G テレコムデバイスなどの IoT は、ドメインコントローラアーキテクチャを用い、ハードウェアとソフトウエアが分離しつつあり、ドメイン内のデータ転送や処理を行うマルチドメインコントローラは多くの機能を処理するとともに、共有ハードウェア上でミッションクリティカルアプリケーションと他のアプリケーションが接続されていることから、攻撃者の主要なターゲットとなる。XGuard はコネクテッドカーや IoT エッジデバイスへのサイバー攻撃を防ぐセキュリティ製品で、新たにハイパーバイザーに対応したことで、ハイパーバイザー上で実行されるドメインコントローラーを保護することが可能になる。また、Linux ベースのさまざまなコンテナ内のアプリケーションもサポートしたことで、XGuard はホスト、コンテナインフラストラクチャ、ゲストアプリケーションなどハイパーバイザーインフラストラクチャ全体の保護ができるという。また、Karamba の、SYSGO 社のリアルタイム OS である PikeOS へのアウトオブザボックスインテグレーションも発表した。 PikeOS ユーザーはオプション機能を選択することでインメモリ攻撃からアプリケーションを防御できる。
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