アドビ システムズ社は3月17日(現地時間)、「Adobe Reader」「Acrobat」(APSB20-13)のセキュリティアップデートを公開した。一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)および独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)が注意喚起を発表している。対象となる製品とバージョンは次の通り。Windows版およびMacintosh版・Acrobat Reader DC Continuous(2020.006.20034)およびそれ以前・Acrobat Reader 2017 Classic 2017(2017.011.30158)およびそれ以前・Acrobat Reader DC Classic 2015(2015.006.30510)およびそれ以前・Acrobat DC Continuous(2020.006.20034)およびそれ以前・Acrobat 2017 Classic 2017(2017.011.30158)およびそれ以前・Acrobat DC Classic 2015(2015.006.30510)およびそれ以前Adobe ReaderおよびAcrobatにおいては、脆弱性を悪用したコンテンツをユーザが開いた場合、実行ユーザの権限で任意のコードが実行されたり、情報が窃取されたりするなどの恐れがある。JPCERT/CCおよびIPAはともに、アドビ社が「過去に攻撃リスクが高いとされたことのある脆弱性」とアナウンスしていることから、修正プログラムの早急な適用を呼びかけている。