株式会社FFRIは2月13日、研究開発センターとして「横須賀ナショナルセキュリティR&Dセンター」を開設すると発表した。同日の取締役会で決議したもので、サイバー攻撃の手法の高度化・複雑化により、サイバー能力を国家安全保障の観点で重要なテーマとする国も増えている。日本においてもサイバー攻撃対処体制の整備などの取り組みが進んでいるが、まだ十分とはいえない状況にある。そこで同社では、こうした外部環境の変化に対応し、国家や組織の課題解決に注力することを目的に、同センターを開設する。横須賀市には、国や大手通信企業などの教育・研究機関等が多く所在しており、各組織との連携を深める上で効率的な立地であることから、開設地に選んだという。同社では、研究開発を一層加速するとともに、そこで得られた知見や技術を製品・サービスへと還元し、事業全体のシナジーを発揮していくとしている。