西淀川区役所保健福祉課で申請書類を紛失、管理が杜撰で判明後も報告を怠る(大阪市) | ScanNetSecurity
2024.04.19(金)

西淀川区役所保健福祉課で申請書類を紛失、管理が杜撰で判明後も報告を怠る(大阪市)

大阪市は12月25日、大阪市西淀川区役所保健福祉課(生活支援)にて17件の生活保護費(通院移送費)の申請書類紛失等が判明したと発表した。

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大阪市は12月25日、大阪市西淀川区役所保健福祉課(生活支援)にて17件の生活保護費(通院移送費)の申請書類紛失等が判明したと発表した。

これは6月13日に公表した「西淀川区役所保健福祉課(生活支援)における通院移送費にかかる申請書類の紛失及び事務処理遅延について」を受けて調査を行ったところ、2018年1月から2019年4月までの期間に17件の生活保護費(通院移送費)の申請書類紛失や事務処理遅延等が判明したというもの。

17件の内訳は下記の通り。

(1)通院移送費の申請書類一部紛失及び事務処理遅延:3件
(2)被服費(おむつ代)の事務処理遅延:1件
(3)介護扶助の申請書類一部紛失及び事務処理遅延:2件
(4)収入申告書提出に伴う生活保護費の変更にかかる事務処理遅延:11件

(1)のうち、申請書類を一部紛失した2件については申請書類の再提出を依頼し、通院移送費を支給した。
(3)について、紛失した介護扶助の申請書類の再提出を依頼し、介護券を発行した。

西淀川区役所保健福祉課の担当職員が、受給者からの受領書類の処理を行わず、保管が杜撰であり、上司による定期的な業務状況確認時にも申請書類紛失の報告を怠っていたことに加え、当該職員の業務処理状況について組織的なチェックが機能していなかった。

同課では今後、職員が受領した書類は所定の場所に保管することを徹底するとともに、査察指導員による書類保管状況および各職員の業務処理状況確認を励行し、組織的かつ定期的に業務処理状況を管理する仕組みを構築し再発防止に努めるとのこと。
《ScanNetSecurity》

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