一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は 9 月 30 日、同センターの創設メンバーであり初代代表理事を務めた、故・山口英氏が「インターネットの殿堂 (Internet Hall of Fame) 」に入ったことを発表した。インターネットの殿堂は、インターネットの発展に顕著な貢献が認められた個人を表彰するもの。2012 年に非営利組織 Internet Society(ISOC)により設立され、これまでに日本人 5 名を含む 103 名がこの殿堂入りを果たしている。今回、山口氏を含む 11 名(アフリカ 1 名、米国 6 名、ペルー 1 名、ブラジル 1 名、オランダ 1 名)が殿堂に加わった。殿堂入りは、山口氏のサイバーセキュリティに関する研究と教育、世界中の CSIRT が加盟する団体 FIRST への貢献、アフリカやアジアにおける CSIRT 間連携の強化、WIDE プロジェクトや AI3 においての主導的な役割が評価された。山口 英 氏は 1964 年生まれ。2000 年に奈良先端科学技術大学院大学教授に就任、教鞭をとる一方で、JPCERT/CC 代表理事、内閣官房情報セキュリティ対策推進室情報セキュリティ補佐官、セキュリティインシデント対応の非営利国際調整協力機関 FIRST 理事などを歴任し、2016 年 5 月逝去。2016 年には、山口氏のアジアやアフリカなど途上国のセキュリティの底上げに捧げた努力と貢献に敬意を表して、FIRST が実施してきた支援プログラム名称に「スグル ヤマグチ フェローシップ プログラム」と氏名が冠された。
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