トレンドマイクロ株式会社は9月10日、「弊社製品の脆弱性(CVE-2019-9489)を悪用した攻撃を複数確認したことによる最新修正プログラム適用のお願い」とする注意喚起を発表した。同社の法人向けセキュリティ対策ソフト「ウイルスバスター コーポレートエディション(ウイルスバスター Corp.)の脆弱性を悪用した攻撃事例が確認されているとして、修正プログラムの適用をうながす内容となっている。同社では、「ウイルスバスター Corp.」におけるディレクトリトラバーサルの脆弱性について、2019年4月4日に情報を公開している。この脆弱性は、「ウイルスバスター コーポレートエディション XG SP1、XG および 11.0 SP1」「ウイルスバスター ビジネスセキュリティ 10.0、9.5 および 9.0」に存在するもの。この脆弱性が悪用されると、ウイルスバスター Corp. サーバ、もしくはウイルスバスター ビジネスセキュリティ(ビジネスセキュリティ)サーバの任意のファイルを変更でき、その結果、管理コンソールへ管理者権限でログオンできてしまい、検索設定など任意の設定を変更されてしまう恐れがある。同社では、最新の修正プログラムの適用を呼びかけている。
提唱から10 年、見直されるサイバーキルチェーン ほか ~ 2019 年 8 月のふりかえり [Scan PREMIUM Monthly Executive Summary]2019.9.3 Tue 8:10