標的型攻撃手法でのランサムウェア感染被害が法人で増加(トレンドマイクロ) | ScanNetSecurity[国内最大級のサイバーセキュリティ専門ポータルサイト]
2019.09.19(木)

標的型攻撃手法でのランサムウェア感染被害が法人で増加(トレンドマイクロ)

トレンドマイクロは、日本国内および海外でのセキュリティ動向を分析した報告書「2019年 上半期セキュリティラウンドアップ:法人システムを狙う脅迫と盗用」を公開した。

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トレンドマイクロ株式会社は9月5日、日本国内および海外でのセキュリティ動向を分析した報告書「2019年 上半期セキュリティラウンドアップ:法人システムを狙う脅迫と盗用」を公開した。報告書によると、2019年上半期に同社のSPNにより全世界でブロックされた脅威(ファイル、メール、Web)の合計数は268億以上となった。第1四半期と第2四半期に分けると、やや減少傾向にある。

レポートでは、日本の状況として「ランサムウェア被害から明らかになるネットワーク侵入と内部活動の実態」「金銭を狙う Android 向け不正アプリの攻撃が顕在化」「継続するフィッシング詐欺の中でモバイルからの誘導が増加傾向」の3つをトピックとして取り上げている。

ランサムウェアについては、2019年第1四半期にランサムウェア「GandCrab」の感染を目的としたマルウェアスパム攻撃が見られたにも関わらず、国内における2019年上半期のランサムウェア検出台数は6,224件であり、前年同期比でほぼ半減している。しかし、法人での被害は増加傾向にあり、同社への上半期のランサムウェア感染被害の報告件数は37件と、前期比で約1.5に増加した。

同社へのインシデント対応依頼においても、ランサムウェア感染を起点とする事例が目立ってきている。同社の調査によると、攻撃者はネットワーク内に侵入した後、標的型攻撃で行われるような内部活動を経て、最終的にシステムにランサムウェアを感染させる攻撃が行われたことが明らかとなっている。ネットワーク内のサーバにコインマイナーが感染した不正マイニング被害事例でも、同様の手法が確認されており、「侵入を前提とした対策」が重要であるとしている。

グローバルのトピックでは、「衰えないランサムウェアの脅威」「増加する『環境寄生型』の脅威」「従来型の手口を駆使する標的型攻撃」「不正マイニングを狙い続ける攻撃者」「多様化するメールの脅威」「波及する脆弱性の影響で高まる修正パッチの重要性」「依然重要な課題である IoT および IIoT のセキュリティ」「多種多様な脅威に対応する多層防御」「2019 年上半期の脅威概況」を挙げている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

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