FAX誤送信で個人情報流出、複合機とパソコンの登録情報に違い(名古屋市) | ScanNetSecurity
2024.07.27(土)

FAX誤送信で個人情報流出、複合機とパソコンの登録情報に違い(名古屋市)

愛知県名古屋市は8月9日、名古屋市名東区南部いきいき支援センターにて利用者の個人情報の流出が判明したと発表した。

インシデント・事故
トップページ
  • トップページ
  • リリース(名古屋市地域包括支援センター「名古屋市名東区南部いきいき支援センター」における個人情報の流出について)
愛知県名古屋市は8月9日、名古屋市名東区南部いきいき支援センターにて利用者の個人情報の流出が判明したと発表した。

これは8月7日に、同センターの業務を受託する医療法人桂名会の職員が、介護サービスの提供を調整するための情報連絡票をパソコンのシステムを利用しA居宅介護支援事業所へFAX送信したところ、誤ってB居宅介護支援事業所に送信されたことがB居宅介護支援事業所の連絡により判明したというもの。受託法人の職員は、パソコンのシステムからコピー・FAX複合機を介してFAX送信を行ったところ、複合機に登録されていた最新のFAX宛先情報がパソコン側で更新されておらず、パソコンに表示された情報と複合機に登録されていた情報に齟齬があり、誤った送信先へ文書が送付されてしまった。

流出したのは同センターの利用者1名分の氏名、要介護度、サービス利用状況。

受託法人の職員は8月7日に、B居宅介護支援事業所を訪問し誤送信したFAXを回収、翌8月8日に個人情報が流出した利用者へ経過を説明し謝罪を行った。

同センターでは今後、FAX送信する前に複合機に登録されたアドレス情報をパソコンでも更新し、常に最新の情報でFAX送信を行うよう指導し再発防止に努めるとのこと。
《ScanNetSecurity》

編集部おすすめの記事

特集

インシデント・事故 アクセスランキング

  1. ベルシステム24 のベトナム子会社に不正アクセス、コールセンター受託業務での顧客情報漏えいの可能性

    ベルシステム24 のベトナム子会社に不正アクセス、コールセンター受託業務での顧客情報漏えいの可能性

  2. 富士通の複数の業務パソコンに高度な手法で攻撃を行うマルウェア、複製指示のコマンドを実行し拡大

    富士通の複数の業務パソコンに高度な手法で攻撃を行うマルウェア、複製指示のコマンドを実行し拡大

  3. 東京海上日動火災保険 提携先の税理士法人にランサムウェア攻撃

    東京海上日動火災保険 提携先の税理士法人にランサムウェア攻撃

  4. イセトーへのランサムウェア攻撃で伊予銀行の顧客情報が漏えい

  5. 東京ガスエンジニアリングソリューションズのネットワークに不正アクセス、約 416 万人分の個人情報が流出した可能性

  6. NTTPCのクラウド「WebARENA CLOUD9」5月8日から障害継続中(NTTPC)

  7. マイクロソフト、CrowdStrikeに起因する障害への支援について発表

  8. 急激な CPU 負荷増大で発覚 ~ 岩水開発のサーバがクリプトマイニング型のマルウェア XMRig に感染

  9. 高松市のコンビニ交付サービスでの証明書誤交付、個人情報保護委員会が富士通 Japan に行政指導

  10. 損保ジャパンからの出向者が関与か ~ トータル保険サービス顧客の契約情報漏えい

アクセスランキングをもっと見る

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×