株式会社PFUは7月31日、セキュリティ対策向けアプライアンス製品「iNetSec SF(アイネットセック エスエフ)」を機能強化し、9月中旬より提供を開始すると発表した。機能強化は、「iNetSec SF」の機能追加ライセンスとして提供している「標的型サイバー攻撃振る舞い検知セグメントライセンス」に対して行われる。具体的には、同ライセンスにおいて標的型攻撃で使用される遠隔操作型マルウェア (RAT型)に加え、新たに自己拡散型マルウェアの活動も検知し、感染が拡大する前に感染端末を遮断することで、感染被害を局所化する。端末間の通信の振る舞いの監視を実現し、感染端末を即時遮断することによって、有効性のある対策を実現する。また、ネットワーク通信のみから検知を行い、エージェントレスで遮断を行うことにより、持ち込まれた保守端末PCや、USBメモリで感染した端末であっても遮断し、感染拡大を防止する。これにより、端末のOSが古かったり、エージェントを導入できないといったクローズドネットワークにも有効となる。同社では、今後3年間で50億円の売上を目指すとしている。