株式会社アズジェントは7月17日、同社のコネクテッドカー・セキュリティのパートナーであるKaramba Security(Karamba)が、アルパイン株式会社とCarwall runtime integrityソフトウェアの開発契約を行い、アルパインの車載インフォテインメントシステムにセルフプロテクション機能を提供すると発表した。KarambaのCarwallプラットフォームは、リモートコード実行(RCE)に対してECUのセルフプロテクション機能を提供し、車両をサイバー攻撃から保護する組込み型セキュリティソリューション。同プラットフォームに含まれるEmbedded Runtime Integrity技術(特許取得)は、CFI(Control Flow Integrity)を用いて、ベンダのセキュリティ設定を継続的に維持する。これにより、Carwallがインストールされているインフォテイメントシステムは、サイバー攻撃を検知、自己防御することができる。また、CPU使用率が5%未満で動作ため、パフォーマンスに影響を与えることもない。アルパインヨーロッパの社長である池内康博氏は、「強力なセキュリティ対策を提供しながらも、パフォーマンスに影響を及ぼさず、 製品化スケジュールに遅れを発生させない、そして自社製品にシームレスに適用できるソリューションを探していた。KarambaのCarwallは、そのすべてを満たす製品」と述べている。