独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は7月1日、株式会社エーティーワークスが提供する「iDoors リーダー」の管理画面に認証回避の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3によるBase Scoreは8.8。株式会社セキュアサイクルの中野佑亮氏が報告を行った。「iDoors リーダー 2.10.17 およびそれ以前」の管理画面には、認証回避の脆弱性(CVE-2019-5964)が存在する。この脆弱性が悪用されると、同一セグメント内の第三者によって管理画面にアクセスされ、当該製品を操作される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに、ファームウェアを最新版へアップデートするよう呼びかけている。