蘇る ISMS、カギは2つの交絡因子 | ScanNetSecurity
2025.02.28(金)

蘇る ISMS、カギは2つの交絡因子

本誌既報通り、セキュリティポリシーや管理スキームを導入した企業ほど逆にセキュリティインシデントを起すリスクが高いという、セキュリティ関係者にとって到底聞き捨てならぬ結果が出た訳だが、この結果が検証された。

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ISMS 導入の高い満足度
  • ISMS 導入の高い満足度
  • ISMS 導入でリスクが高まったという結果に
  • 相対リスク評価指標
  • ISMS 以外の実施により相対リスクが増えた施策(赤字部分)
  • 企業規模と業界業種が交絡因子であったことが判明
 2018 年 10 月都内で開催された専門家会議 Security Days Fall 2018 で、ISMS 等セキュリティ管理手法の導入と、その効果及び影響に関する明治大学が行った調査の結果について発表があった。

 本誌既報の通り、調査の最初の段階では、セキュリティポリシーや管理スキームを導入した企業ほど逆にセキュリティインシデントを起すリスクが高い、しかも ISMS が最もその傾向が顕著であるという、セキュリティ関係者にとって聞き捨てならぬ恐るべき結果が出た訳だが、発表では多重ロジスティック回帰分析による再検証の成果がつまびらかにされた。

《中尾 真二( Shinji Nakao )》

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