BIND 9.xにファイル記述子の過度な消費等複数の脆弱性(JPRS、JPCERT/CC) | ScanNetSecurity[国内最大級のサイバーセキュリティ専門ポータルサイト]
2019.05.19(日)

BIND 9.xにファイル記述子の過度な消費等複数の脆弱性(JPRS、JPCERT/CC)

JPRSは、緊急情報を含む2つの「BIND 9.x」の脆弱性情報を公開した。

脆弱性と脅威 セキュリティホール・脆弱性
株式会社日本レジストリサービス(JPRS)は4月25日、緊急情報を含む2つの「BIND 9.x」の脆弱性情報を公開した。一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)なども注意喚起を発表している。これは、開発元であるISCから脆弱性情報が発表されたもので、ISCでは「CVE-2018-5743」の脆弱性の深刻度(Severity)を「高(High)」と評価している。

緊急情報として発表しているのは、「BIND 9.xにおける実装上の不具合により、namedに対する外部からの攻撃が可能となる脆弱性」(CVE-2018-5743)。同脆弱性は、BIND 9.xの実装上の不具合により、namedプロセスのファイル記述子が過度に消費され、namedのネットワーク接続や、ログファイル/ゾーンジャーナルファイルの取り扱いなどに悪影響を及ぼす可能性がある。同脆弱性の影響を受けるバージョンは次の通り。

・9.14系列:9.14.0
・9.12系列:9.12.0~9.12.4
・9.11系列:9.11.0~9.11.6
・上記以外の系列:9.9.0~9.10.8-P1

もうひとつは、「BIND 9.xにおける実装上の不具合により、namedに対する外部からのサービス不能(DoS)攻撃が可能となる脆弱性」(CVE-2019-6467)。同脆弱性は、nxdomain-redirect機能に不具合があり、そのnamedがローカルに提供するゾーンの子孫の名前空間をnxdomain-redirect機能で指定した場合、該当する問い合わせを処理する際にnamedが異常終了を起こす障害が発生するというもの。同脆弱性の影響を受けるバージョンは次の通り。

・9.14系列:9.14.0
・9.12系列:9.12.0~9.12.4

ISCでは、同脆弱性の修正したパッチバージョン(BIND 9.14.1、BIND 9.12.4-P1、BIND 9.11.6-P1)への更新、あるいは各ディストリビューションベンダからリリースされる更新の適用を、速やかに実施するよう呼びかけている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

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