株式会社ソリトンシステムズ(ソリトン)は3月8日、「サイバーセキュリティ総合支援サービス」の新メニューとして、CSIRT体制の初期構築を支援するベストプラクティス・テンプレートと、構築後の平常時活動を支援するサービスを提供開始すると発表した。多くの組織のCSIRTは、平常時は日常の業務を行い、事案が発生したときに稼働する。同社でも、こうした言わば「兼業CSIRT」を2016年4月より立ち上げて運用しており、その実体験を同サービスに反映している。同サービスは、「ベストプラクティス・テンプレート」と「CSIRT支援サービス」により構成される。ベストプラクティス・テンプレートは、兼業CSIRTを初期構築し、事案対処の組織的基盤を整備するための知見とノウハウを集めたテンプレート。兼業CSIRTで重要な「体制」と「対処手順」について、サンプル文書や図式により作り込まれたものとなっている。これを自社に合わせて追記や変更を行うことで、兼業CSIRTを約1カ月、98万円で初期構築が可能になる。CSIRT支援サービスは、兼業CSIRTのようにCSIRTメンバーが別の業務と掛け持ちする場合、通常業務に忙殺され、公的機関のCSIRTが本来行うべき平常時の活動である最新の脅威情報のリスク把握や、危機対応訓練の実施、その訓練の結果を反映した規程・マニュアル類の継続的な改定といった活動が停滞してしまうという課題に対応するもので、課題を解決するためのさまざまなオプションが用意される。価格は月額35万円から。