一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は2月22日、「Adobe Reader および Acrobat の脆弱性(APSB19-13)に関する注意喚起」を発表した。独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)も、「Adobe Acrobat および Reader の脆弱性対策について(APSB19-13)(CVE-2019-7815)」を発表している。これはアドビ社の発表を受けたもの。対象となるのは次の通り。Adobe Acrobat Reader DC Continuous(2019.010.20091)およびそれ以前(Windows、macOS)Adobe Acrobat Reader 2017 Classic 2017(2017.011.30120)およびそれ以前(Windows)Adobe Acrobat Reader DC Classic 2015(2015.006.30475)およびそれ以前(Windows)Adobe Acrobat DC Continuous(2019.008.20091)およびそれ以前(Windows、macOS)Adobe Acrobat 2017 Classic 2017(2017.011.30120)およびそれ以前(Windows)Adobe Acrobat DC Classic 2015(2015.006.30475)およびそれ以前(Windows)該当バージョンのAdobe ReaderおよびAcrobatには複数の脆弱性が存在し、これらの脆弱性を悪用したコンテンツをユーザが開いた場合、実行ユーザの権限でアクセス可能な情報が詐取される可能性がある。アドビは脆弱性のプライオリティを「2」としており、「過去に攻撃リスクが高いとされたことのある脆弱性」としている。JPCERT/CCとIPAは、修正プログラムを至急適用するよう呼びかけている。
Adobe Flash Player において Use-After-Free の脆弱性により遠隔から任意のコードが実行されてしまう脆弱性(Scan Tech Report)2019.1.10 Thu 8:30