仮想通貨が使用するポートへの検知数が大幅増加(警察庁) | ScanNetSecurity
2024.04.20(土)

仮想通貨が使用するポートへの検知数が大幅増加(警察庁)

警察庁は、同庁のセンサーに対するアクセス観測状況をまとめた「平成30年12月期観測資料」を「@police」において公開した。

脆弱性と脅威 脅威動向
警察庁は2月1日、同庁のセンサーに対するアクセス観測状況をまとめた「平成30年12月期観測資料」を「@police」において公開した。これによると、12月期におけるセンサーに対するアクセス件数は、1日・1IPアドレスあたり3,994.6件で、11月期(前期)から696.2件(21.1%)増加した。発信元IPアドレス数は、1日あたり50,599.7個で、前期から3,333.5個(7.1%)増加している。DoS攻撃被害検知件数は、1日あたり10,942.3件で、前期から5,926.3件(118.1%)増加した。発信元IPアドレス数は1日あたり317.5個で、前期から20.6個(6.1%)減少している。

宛先ポート別の検知件数では、「23/TCP」「445/TCP」「1433/TCP」「8545/TCP」「52869/UDP」がトップ5となっており、特に8545/TCP(ethereum)は前期比437.9%と大幅に増加、17位から4位へとランクアップしている。発信元国・地域別検知件数では「ロシア」「中国」「米国」「ウクライナ」「フランス」がトップ5であった。増加率では「リトアニア」(7496.1%)、「日本」(298.6%)の増加が目立っている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×