デジサート・ジャパン合同会社は11月30日、USB Type-C認証仕様向け登録および認証局サービスの運用において、USB規格の標準化団体であるUSB Implementers Forum(USB-IF)に採用されたと発表した。USB Type-Cは、USB端子の形状のひとつで、その短時間給電能力と使いやすさから急速に普及している。一方で、市場には規格に準拠していないUSB充電器が流通しており、出力限界を越えた電流を流し、充電器やPCのUSBポート、UBSハブなどの破損が問題となっている。この認証は、電圧等の不適合USB充電器に起因する潜在的な損害や、悪意をもって作成されたハードウェアまたはソフトウェアをUSBで接続することによって生じるデバイス故障のリスクから保護するもの。この認証により、OEM製品はホストシステムがUSBデバイスまたはUSB充電器の信頼性を製品のディスクリプタ、機能、証明書ステータスなどの特徴によって確認するための証明書を使用できるようになる。オプションのセキュリティプロトコルは、暗号ベースの認証を採用した設計により、デバイスの接続および充電におけるグローバル標準としてのUSB Type-Cの立場をさらに強化するとしている。