サイバー犯罪におけるマフィアの機能とロシアンマフィア新潮流:オックスフォード大学研究 | ScanNetSecurity
2025.02.28(金)

サイバー犯罪におけるマフィアの機能とロシアンマフィア新潮流:オックスフォード大学研究

メディアでは、サイバー攻撃とマフィアの関係を報じることはあるが、その詳細をなかなか表にでてこない。マフィア研究では、シェリング、ガンベッタ、ヴァレーゼらの論文が有名だが、新たな論文がジョナサン・ラスタウス氏によって発表された。

研修・セミナー・カンファレンス
オックスフォード大学 ジョナサン・ラスタウス氏
  • オックスフォード大学 ジョナサン・ラスタウス氏
  • マフィアの鉄の結束は、仲間を守ってくれるという信頼から生まれる
  • ロシアマフィアの定義
  • ロシアマフィアの4つの犯罪機能:犯罪手引きが多いが、新しい潮流も
 サイバー攻撃の大半は組織的に行われる。ハッカー集団だけでなく、詐欺グループや暴力組織、マフィアが関係するものも多い。

 サイバー攻撃とマフィアの関係の詳細はなかなか表に出ないが、新たな研究論文が今夏の Black Hat USA 2018 でジョナサン・ラスタウス氏によって発表された。ラスタウス氏は、オックスフォード大学で犯罪者の心理、とくに彼らの信条やどのように組織化が成立しているのかを調査するプロジェクトを指揮していた。このプロジェクトでは、7 年間、20 か国以上、およそ 240 人もの関係者インタビューを実施したという。調査結果は Harvard University Press から書籍が発売されている。

《中尾 真二( Shinji Nakao )》

関連記事

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 永世名誉編集長 りく)

×