株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)は11月15日、Intent-Based Network Security(IBNS)の考え方に基づくネットワークセキュリティ対策を実装するソフトウェア「FSEG(エフセグ)」を開発したと発表した。IBNSとは、管理者がネットワークの状態を規定し、定められたセキュリティポリシーをソフトウェアがネットワーク全体に自動的に適用するという考え方。FSEGは、ネットワーク管理者が規定するセキュリティポリシーに基づいて必要なネットワーク構成やセキュリティ機能(セキュリティVNF)の分散配置等を自動的に行う仕組みを提供するもの。デバイスにエージェントをインストールすることなくネットワーク上の通信を常時監視し、問題が発生した場合には自動的に状態維持のための是正措置(対象の監視強化、選別、隔離など)を講じることでインシデントを解決する。今後、主に製造業の工場向けにネットワーク構築・運用を手掛けるシステムインテグレーターとアライアンスを結び、工場ネットワークのセキュリティ対策の支援を行っていくとしている。