WASEDAメールに外部から不正ログイン、業務メールを不正閲覧された可能性(早稲田大学) | ScanNetSecurity
2024.07.27(土)

WASEDAメールに外部から不正ログイン、業務メールを不正閲覧された可能性(早稲田大学)

早稲田大学は11月6日、同学商学学術院に所属する職員が使用するWASEDAメールに外部から不正ログインがあり、当該職員のメールアカウントが盗取され送受信した業務メールを不正に閲覧された可能性が判明したと発表した。

インシデント・事故
トップページ
  • トップページ
  • リリース(WASEDA メールの不正ログインによる個人情報閲覧の可能性に関するご報告とお詫びについて)
  • リリース(本件に関する問合せ先)
早稲田大学は11月6日、同学商学学術院に所属する職員が使用するWASEDAメールに外部から不正ログインがあり、当該職員のメールアカウントが盗取され送受信した業務メールを不正に閲覧された可能性が判明したと発表した。

これは2018年8月より当該職員のメール送信の際に送信ブロックが数回続き、その後9月3日に再び同事象が発生したため通信記録を調査したところ、当該職員のIDとパスワードの盗取による第三者からの不正ログインおよびメール閲覧が2018年7月25日から発生している可能性が判明したというもの。

同学では直ちに、当該職員のPCに外部からの不正アクセスを防ぐ措置を実施し、当該期間の通信記録を解析したが個人情報を含むファイルが外部に持ち出された形跡は確認されなかった。また当該PCはエンドポイントセキュリティ対策によりマルウェアが検知されておらず、同職員も不審メールの添付ファイル開封等をした記憶がないことから、マルウェア感染の可能性は低いことを確認済み。

閲覧された可能性のあるのは、2018年7月25日から8月31日まで同職員が送受信したメールに記載されていた個人情報(氏名、生年月日、国籍、本籍地、現住所、電話番号、メールアドレス、学歴、職歴、研究業績など)。

なお現在、流出した個人情報の悪用による被害報告は確認されていない。

同学ではウイルス対策ソフトやファイアウォール等で必要なセキュリティ対策を実施していたが、今後は更にセキュリティ対策を徹底し再発防止に努めるとのこと。
《ScanNetSecurity》

編集部おすすめの記事

特集

インシデント・事故 アクセスランキング

  1. ベルシステム24 のベトナム子会社に不正アクセス、コールセンター受託業務での顧客情報漏えいの可能性

    ベルシステム24 のベトナム子会社に不正アクセス、コールセンター受託業務での顧客情報漏えいの可能性

  2. 富士通の複数の業務パソコンに高度な手法で攻撃を行うマルウェア、複製指示のコマンドを実行し拡大

    富士通の複数の業務パソコンに高度な手法で攻撃を行うマルウェア、複製指示のコマンドを実行し拡大

  3. 東京海上日動火災保険 提携先の税理士法人にランサムウェア攻撃

    東京海上日動火災保険 提携先の税理士法人にランサムウェア攻撃

  4. イセトーへのランサムウェア攻撃で伊予銀行の顧客情報が漏えい

  5. 東京ガスエンジニアリングソリューションズのネットワークに不正アクセス、約 416 万人分の個人情報が流出した可能性

  6. NTTPCのクラウド「WebARENA CLOUD9」5月8日から障害継続中(NTTPC)

  7. マイクロソフト、CrowdStrikeに起因する障害への支援について発表

  8. 急激な CPU 負荷増大で発覚 ~ 岩水開発のサーバがクリプトマイニング型のマルウェア XMRig に感染

  9. 高松市のコンビニ交付サービスでの証明書誤交付、個人情報保護委員会が富士通 Japan に行政指導

  10. 損保ジャパンからの出向者が関与か ~ トータル保険サービス顧客の契約情報漏えい

アクセスランキングをもっと見る

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×