独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は6月1日、横河電機株式会社が提供する中小規模工場向けPLC計装システム「STARDOM コントローラ」に任意のコマンドを実行される脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3によるBase Scoreは8.1。影響を受けるシステムは次の通り。・STARDOM FCJ R4.02 およびそれ以前・STARDOM FCN-100 R4.02 およびそれ以前・STARDOM FCN-RTU R4.02 およびそれ以前・STARDOM FCN-500 R4.02 およびそれ以前これらのシステムには、アカウントIDおよびパスワード情報がハードコードされていることが原因で、任意のコマンドを実行される脆弱性(CVE-2018-10592)が存在する。この脆弱性が悪用されると、STARDOM コントローラにアクセス可能な第三者によって、任意のコマンドを実行される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。