株式会社インフォセックとトレンドマイクロ株式会社は5月24日、標的型サイバー攻撃の兆候を早期に検知し、被害の拡大防止を目的としたMDR(Managed Detection and Response)提供に向け、新規サービスの試験提供を開始すると発表した。新サービス「端末アセスメントサービス」と「端末追跡分析サービス」は、大手企業や自治体を主な対象にインフォセックが提供し、2018年秋の商用提供までの期間に30社の試験導入を目指す。両社は標的型サイバー攻撃対策において協業しており、「Deep Discoveryファミリ」による標的型サイバー攻撃の監視サービスを2017年2月より提供している。今回の協業では、エンドポイントの監視を強化し、脅威の効果的な発見と侵入発見時の早期対処を実現する。すでに提供しているネットワークの監視サービスと併せることで、標的型サイバー攻撃に対抗する多層的な監視を実現できるとしている。今回のサービス開始にあたり、トレンドマイクロは「端末アセスメントサービス」と「端末追跡分析サービス」を実施するために必要なセキュリティ技術をインフォセックに提供する。「端末アセスメントサービス」は、顧客の業務端末に潜伏する脅威を検出し、その結果をレポートにまとめ脅威レベルおよび対策案を提供するアセスメントサービス(490,000円から)。「端末追跡分析サービス」は、感染が疑われる端末を調査・分析し、その結果をレポートにまとめ、不正プログラムの動作状況、脅威レベルおよび対処案を提供するインシデントレスポンス支援サービス(300,000円から)。(価格は試用提供期間限定価格)