一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は4月26日、「Drupal」の脆弱性(CVE-2018-7602)に関する注意喚起を発表した。独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)も、「Drupalの脆弱性対策について(CVE-2018-7602)」を発表している。この脆弱性は、3月29日に発表された「Drupal」の脆弱性(CVE-2018-7600)とは異なるもの。これはDrupalが4月25日(現地時間)に、セキュリティアドバイザリ情報(SA-CORE-2018-004)を発表したことを受けたもの。この脆弱性が悪用されると、リモートからの攻撃によってシステムデータを改変される可能性がある。対象となるバージョンは、「Drupal 8.5.3 より前のバージョン」および「Drupal 7.59 より前のバージョン」。なお、すでにサポートが終了している「Drupal 8.4 系」も本脆弱性の影響を受けるとのことで、Drupalでは一時的な回避策として修正バージョンを公開している。修正済みのバージョンは、「Drupal 8.5.3」「Drupal 7.59」「Drupal 8.4.8」。JPCERT/CCおよびIPAでは、十分なテストを実施の上で修正済みバージョンを適用するよう呼びかけている。