「Drupal」に、リモートからシステムデータを改変されるなどの脆弱性(JPCERT/CC、IPA) | ScanNetSecurity
2024.04.25(木)

「Drupal」に、リモートからシステムデータを改変されるなどの脆弱性(JPCERT/CC、IPA)

JPCERT/CCは、「Drupal」の脆弱性(CVE-2018-7600)に関する注意喚起を発表した。

脆弱性と脅威 セキュリティホール・脆弱性
一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は3月29日、「Drupal」の脆弱性(CVE-2018-7600)に関する注意喚起を発表した。独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)も、「Drupalの脆弱性対策について(APSB18-05)(CVE-2018-7600)」を発表している。

これはDrupalが3月28日(現地時間)に、セキュリティアドバイザリ情報(SA-CORE-2018-002)を発表したことを受けたもの。この脆弱性が悪用されると、リモートからの攻撃によって非公開データを窃取されたり、システムデータを改変されたりする可能性がある。

対象となるバージョンは、「Drupal 8.5.1 より前のバージョン」および「Drupal 7.58 より前のバージョン」。なお、すでにサポートが終了している「Drupal 6 系」や「Drupal 8.4 系以前」も本脆弱性の影響を受けるとのことで、Drupalでは一時的な回避策として修正バージョンを公開している。

修正済みのバージョンは、「Drupal 8.5.1」「Drupal 7.58」「Drupal 8.4.6」「Drupal 8.3.9」。JPCERT/CCおよびIPAでは、十分なテストを実施の上で修正済みバージョンを適用するよう呼びかけている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×