警察庁は1月12日、同庁のセンサーに対するアクセス観測状況をまとめた「平成29年12月期観測資料」を「@police」において公開した。これによると、センサーに対するアクセス件数は、1日・1IPアドレスあたり1,966.8件で、11月期(前期)から73.6件(3.6%)減少した。発信元IPアドレス数は、1日あたり62,575.6個で、前期から3,534.5個(6.0%)増加している。シグネチャで検知した不正侵入等の行為の件数は、1日・1IPアドレスあたり862.8件で、前期から164.1件(23.5%)の増加。発信元IPアドレス数は1日あたり1,165.9個で、前期から110.4個(10.5%)増加した。DoS攻撃被害観測において検知した件数は、1日あたり51,707.6件で、前期から32,258.4件(165.9%)増加した。発信元IPアドレス数は1日あたり282.0個で、前期から59.2個(17.3%)減少している。宛先ポート別の検知件数では、「23/TCP」「445/TCP」「22/TCP」「1433/TCP」「2323/TCP」がトップ5となっており、発信元国・地域別検知件数では「中国」「米国」「ロシア」「日本」「チリ」がトップ5であった。増加率では「コロンビア」(414.3%)、「エジプト」(151.6%)の増加が目立っている。攻撃手法では「Scan」「VoIP」「Scan(Password)」「DNS」「ICMP」の順で多かった。