アカマイ・テクノロジーズ合同会社(アカマイ)は12月19日、2017年第3四半期の「インターネットの現状・セキュリティレポート」を発表した。レポートでは、Webアプリケーション攻撃が大幅に増加し続けている現状が明らかになっている。前年同期(2016年第3四半期)から69%、前四半期(2017年第2四半期)から30%増加している。大幅に増加するWebアプリケーション攻撃の一角を占めるSQLインジェクション(SQLi)攻撃は、前年比で62%増、前四半期比で19%増を記録した。「(SQLi を含む)インジェクション」攻撃は、2017年版のOWASPトップ10でも脆弱性カテゴリの上位にランクインしている。このほか、第3四半期におけるDDoS攻撃数は前四半期比で8%増、標的あたりの平均攻撃数は13%増加したほか、DDoS攻撃トラフィックの発信源の1位にドイツが浮上したことなどを伝えている。