独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は11月29日、佐名木智貴氏が提供する「StreamRelay.net.exe」および「sDNSProxy.exe」にDoSの脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3によるBase Scoreは7.5。製品利用者への周知を目的に、開発者が報告を行った。「StreamRelay.NET.exe ver2.14.0.7 およびそれ以前(CVE-2017-10894)」「sDNSProxy.exe ver1.1.0.0 およびそれ以前(CVE-2017-10895)」には、ポート到達不可エラーを示すICMPパケットを適切に処理していないことが原因で、DoSの脆弱性(CVE-2017-10894、CVE-2017-10895)が存在する。この脆弱性が悪用されると、リモートの攻撃者にDoS攻撃を受ける可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。
Microsoft .NET Framework における WSDL パーサでの値検証不備により遠隔から任意のコードが実行可能となる脆弱性(Scan Tech Report)2017.11.27 Mon 8:30