独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は11月16日、シャープ株式会社が提供する掃除機能を搭載したロボット「COCOROBO」にセッション管理不備の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3によるBase Scoreは4.6。株式会社ラック サイバー・グリッド・ジャパン IoT技術研究所の渥美清隆氏が報告を行った。COCOROBOの「RX-V200 ファームウェア バージョン 09.87.17.09 より前のバージョン」「RX-V100 ファームウェア バージョン 03.29.17.09 より前のバージョン」「RX-CLV1-P ファームウェア バージョン 79.17.17.09 より前のバージョン」「RX-CLV2-B ファームウェア バージョン 89.07.17.09 より前のバージョン」「RX-CLV3-N ファームウェア バージョン 91.09.17.10 より前のバージョン」には、セッション管理不備(CVE-2017-10890)の脆弱性が存在する。この脆弱性が悪用されると、同一 LAN 内の第三者によって、当該製品にアクセス中のユーザになりすまされる可能性があり、結果として任意の操作の実行、情報の漏えいや改ざんなどの影響を受ける可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとにファームウェアを最新版へアップデートするよう呼びかけている。