[今週開催] 日本発の国際サイバーセキュリティ会議 CODE BLUE 2017、三つの挑戦 | ScanNetSecurity
2024.03.19(火)

[今週開催] 日本発の国際サイバーセキュリティ会議 CODE BLUE 2017、三つの挑戦

日本発の国際セキュリティ会議 CODE BLUE 2017 が今週、東京 ベルサール新宿グランドで開催される。事務局の篠田佳奈氏に今回新たに挑戦した点について話を聞いた。

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日本発の国際セキュリティ会議 CODE BLUE 2017 が今週、東京 ベルサール新宿グランドで開催される。事務局の篠田佳奈氏に今回新たに挑戦した点について話を聞いた。

挑戦の一つめは20歳以下( U20 )の優秀な参加者1名に対して、CODE BLUEコミュニティが上限250万円の奨学金を提供すること。250万円という金額は「国立の四年制大学の入学金と授業料の額(篠田氏)」から決定したという。奨学金の原資は CODE BLUE 2017 の一般参加者の参加費とスポンサーからの協賛費用からあてられる。本奨学金は、卒業後長期間返済義務を負う「貸与型」ではなく、返済義務のない「給付型」である。四年の学費が出るならと、前途有為の若者がチャレンジしてくれるきっかけになることを期待しており、来年以降も継続を予定しているという。

二つめは政治や法律、産官学連携など、ジェネラルセッションを多数設けたことだ。技術だけで解決できる問題は少なくなっており、技術以外の事柄にも目を向けて欲しいという。特に近年、安定を欠く東アジア状況が続く現在、いろいろな立場の人に話を聞いて欲しいという。

篠田氏が語った新しい挑戦の三つめは本年初の試みとして「Day0 サイバー犯罪対策特別トラック」を終日のプログラムとして別立てで行うことである。サイバー犯罪を日本国内だけで解決することは非常に困難であり、国際連携が重要になっており、オンラインゲーム、銀行、Yahoo! Japanや楽天などのメガサービス、その他ユーザー企業、そして法執行機関など、日本でセキュリティ対策を担う人に向けて、その場を提供するため特別に準備したという。

「Day0 サイバー犯罪対策特別トラック」は、詳細の発表が10月中旬となったため詳しい情報が認知されておらず登録数もあまり伸びていない。そこで、ここに要点を再掲する。

・「Day0」と「CODE BLUE 2017」は会場は一緒だが別個のプログラム

・登録も別に行う必要がある

・「Day0」参加費はとてもリーズナブル。CODE BLUE 2017のカンファレンス登録料(レイト98,000円)の約6分の1である15,000円

参加者500名を目標に2014年にはじまったCODE BLUEは今年で開催5回目を迎える。今回はすでに、次の桁を狙える規模の事前登録者数だという。

CODE BLUE 2017 は11月8日(水)まで最終事前登録を受け付けており費用は98,000円(当日登録は120,000円)。Day0 サイバー犯罪対策特別トラックは参加費15,000円。

Day0 サイバー犯罪対策特別トラック 11月8日(水)
https://codeblue.jp/2017/day0_special/

CODE BLUE 2017 カンファレンス 11月9日(木)~11月10日(金)
https://codeblue.jp/2017/contents/
《高橋 潤哉( Junya Takahashi )》

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